今日、昼から雨。
でも、息子の納骨は午前中。
雨に見舞われず無事終わりました。
自宅から娘が抱いて菩提寺に向かいました。
途中、元姑を向かいに立ち寄るとパジャマのまま。
「木曜から腰を痛めて、グロッキーだから行かない。」とのこと。
グロッキー
83歳が使うのか?と思いながら菩提寺に移動。
息子が入る墓は、墓石ではなく納骨堂です。
納骨堂に向かう時に、娘が私の横にきて
「母さん、最後に抱っこする?」と言いました。私は息子の骨壷を、ギュッと抱きしめた。
兄ちゃん。最後だね。
母さんが兄ちゃんを抱きしめるのは。
さよならやな、兄ちゃん。
たくさん撫でました。
ギュッと抱きしめました。
息子の重さを感じました。
納骨堂に着くとすぐさま娘に渡し、娘が息子を収めました。
元舅が置かれてる下の段に収めました。
「一段に3つは置けるから、お父さんお母さんも大丈夫。これで一区切りつきましたね。あとはお釈迦様にお任せして3人で力を合わせてください。」と住職の奥様に言われました。
まぁ、本来ならば並んで眠れるんでしょうね。でも私は離婚したから、並ぶことはない。
もう息子と並ぶことは出来ない。
手を合わせながら、何度も何度もさよならを言って扉を閉めました。
再度、元姑宅に行くと「精進落しのお膳を用意したから持って帰って食べて。1つは、こうちゃんのよ」と。
こうちゃんのよって…息子じゃないか。
息子に精進落しのお膳を備えろと?
「あそこは私の里の菩提寺なんやけど、あの住職は継ぎたくないのに継がされてね。継ぐくらいならば寺を焼くって揉めてねぇ。すごい酒飲みで事故も起こし警察の世話にもなってるんよ。まぁ、息子か後を継いでるから大丈夫よ」
意味が分からん。何故に元姑の里の菩提寺に?元舅が勝手に菩提寺を決めたのが気に入らないからって…我が実家の菩提寺にかい。
「本当は納骨堂じゃなくて、私の実家の墓の横に墓石を作りたいんよ。」
何故に?何故に今から墓石を?
一刻も早く立ち去りたかった。グロッキーな方との会話には頭が狂いそうだ。
「櫻雅ちゃん。これは本心よ。私寂しいから遊びに来てね。」
何故に?遊びに来なくてはならないんだ?
何度も何度も遊びに来てねと言う元姑。
息子とのさよならを、私の辛さを吹き飛ばすグロッキー元姑。
あぁ。悲しいのに寂しいのに辛いのに。
息子は私が離婚したから寄り添えないのに。私も息子のそばで眠れるならば…と思ったけど、元姑の言葉である意味お別れできたのかも。
私は私のやり方で、息子に寄り添うことにした。