瞳は探し求める
昨日、大学の入学式があった。
爽やかな春の日差しの中に、真新しいスーツをきた子供たちが、会場前に溢れていた。
今日、昨日入学式を済ませた新入生が同じように溢れていた。昨日と打って変わって、土砂降りの雨の中で私服の新入生が溢れている。
息子は…いないかなぁ。
いない…よな。
いたら…あの保護者のように私もスーツかな。
いないかなぁ。
いないかなぁ。
涙目で探すこの気持ちに腹が立つ。虚しい気持ちが溢れるのに。見つからなくて、見つからないのが当たり前なのに。
なのに探し求める瞳を取り外したい。
探し求めるこの気持ちを埋めたい。
消し去りたい。
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