人生が変わった日
搬送先の病院にて、元旦那と息子の死亡確認をしました。
19時30分頃、正確な時間は履歴を見れば分かりますが、仕事中の私に電話がありました。
「まだ仕事中なのに」と、イラっとしながら出たら、震える声で言った言葉
「兄ちゃんが自殺した」
耳を疑う言葉。とっさに「はぁ?」と答えた私。
離れて暮らして居るので、もしかしたら娘は1人かも…。
そう思って、一旦電話を切り、今の旦那に急いで行ってもらうように連絡した。
そして掛け直していると、職場の上司が「紐を切るように伝えなさい。そして救急車!」と。
震えながら娘に指示したら、「父さんがした」と答えた。
「すぐに病院に向かうから後で場所を」と伝えてと電話を切った。
それからすぐに駆けつけなくてはと思いながら、この書類を仕上げないと…と思う自分。
「何を言ってるの!早く帰る支度しなさい」
「大丈夫?準備出来る?」
他にも声を掛けてもらったが、私はしきりに謝りながら旦那の迎えを待った。
今の旦那と一緒に、今日の救急病院に向かう。車の中で旦那が「助かってるかも知れんから、変なことは考えられん!」と言ってくれる。
でも私は思った。
「やるならば失敗なんかしない子だ」と。
病院に到着したら、娘が抱きついて来た。
元旦那は半ば崩れ落ちそうに座っている。
「どうぞ中へ」
看護師の声に呼ばれて入ると、そこには息子が
横たわっていた。
「もう死後硬直が始まっており、手の施しようはありません。確認をお願いします。」
医師の言葉に、お願いしますと告げ、救急隊員、看護師とともに確認する。
「もう瞳孔の反応もありません。20時00分、ご臨終です。」
「ありがとうございました。」と、元夫婦でお礼を言いました。
泣き叫びたい気持ちよりも、怒りたい気持ちよりも、抱きしめたい気持ちよりも、とにかく喪失感のみ。
喪失感でいっぱいのあとの警察の事情聴取。
淡々と問う女の子の警察官。
「まだ20代前半かなぁ。」と思いながら答えた。赤いボールペンで、書き留めていく。
何で赤いボールペン⁉︎と思いながら見つめた。
何度も、原因は分かりますか?と問われるが、元夫婦には全く分からない。当日の朝、息子と最後の会話をした娘も分からない。
ただ、普段は部屋を片付けない息子が13日に片付け、いつも昼過ぎないと起きない息子が朝から起きていて、父親が会社に行ったか尋ね「話したいことがあったんやけど」と言っている。
「帰ってきたら話したら?」と、不思議に思わない娘は伝えたらしい。
「そうやな」と答えた息子は、父親が帰る前に、いや娘が部活が休みにて早く帰るのを知っていたから、その前に決行した。
今まで何を言っても、生返事したり、嫌な顔して、なかなか実行に移さないのが決行した。
要らない「決行」なんだけど。
あれから6日、初七日に当たる今日。
悩みに悩んだんだよ。ブログを書くの。
「何がしたいんや‼︎ 何を書いて楽しむ気?」って、息子に言われそうだけど、他のブログを見ていて、母さんみたいな課題を与えられた人が居なくてね。書くことにしたんだ。
悲しすぎて、記憶が薄れそうでね。
「母親様は1人なんだけど」
「決行日は伝えてない。母親様の意向なんで」
私の意向かぁ。
やるなぁ、息子。あまりにも攻撃力が強すぎよ。母さん、あんたの後を直ぐに追いかけれる位の破壊力やわ。
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