幸せに輝け

2016.1.14(木曜)愛する息子は『親の意向だから』と言って自死を選びました。
生きるとはなんなんでしょうか?

人生が変わった日



搬送先の病院にて、元旦那と息子の死亡確認をしました。



19時30分頃、正確な時間は履歴を見れば分かりますが、仕事中の私に電話がありました。


「まだ仕事中なのに」と、イラっとしながら出たら、震える声で言った言葉



「兄ちゃんが自殺した」


耳を疑う言葉。とっさに「はぁ?」と答えた私。


離れて暮らして居るので、もしかしたら娘は1人かも…。

そう思って、一旦電話を切り、今の旦那に急いで行ってもらうように連絡した。

そして掛け直していると、職場の上司が「紐を切るように伝えなさい。そして救急車!」と。


震えながら娘に指示したら、「父さんがした」と答えた。


「すぐに病院に向かうから後で場所を」と伝えてと電話を切った。


それからすぐに駆けつけなくてはと思いながら、この書類を仕上げないと…と思う自分。


「何を言ってるの!早く帰る支度しなさい」

「大丈夫?準備出来る?」

他にも声を掛けてもらったが、私はしきりに謝りながら旦那の迎えを待った。


今の旦那と一緒に、今日の救急病院に向かう。車の中で旦那が「助かってるかも知れんから、変なことは考えられん!」と言ってくれる。


でも私は思った。

「やるならば失敗なんかしない子だ」と。


病院に到着したら、娘が抱きついて来た。

元旦那は半ば崩れ落ちそうに座っている。


「どうぞ中へ」

看護師の声に呼ばれて入ると、そこには息子が

横たわっていた。


「もう死後硬直が始まっており、手の施しようはありません。確認をお願いします。」

医師の言葉に、お願いしますと告げ、救急隊員、看護師とともに確認する。


「もう瞳孔の反応もありません。20時00分、ご臨終です。」


「ありがとうございました。」と、元夫婦でお礼を言いました。


泣き叫びたい気持ちよりも、怒りたい気持ちよりも、抱きしめたい気持ちよりも、とにかく喪失感のみ。


喪失感でいっぱいのあとの警察の事情聴取。

淡々と問う女の子の警察官。

「まだ20代前半かなぁ。」と思いながら答えた。赤いボールペンで、書き留めていく。


何で赤いボールペン⁉︎と思いながら見つめた。


何度も、原因は分かりますか?と問われるが、元夫婦には全く分からない。当日の朝、息子と最後の会話をした娘も分からない。


ただ、普段は部屋を片付けない息子が13日に片付け、いつも昼過ぎないと起きない息子が朝から起きていて、父親が会社に行ったか尋ね「話したいことがあったんやけど」と言っている。

「帰ってきたら話したら?」と、不思議に思わない娘は伝えたらしい。


「そうやな」と答えた息子は、父親が帰る前に、いや娘が部活が休みにて早く帰るのを知っていたから、その前に決行した。


今まで何を言っても、生返事したり、嫌な顔して、なかなか実行に移さないのが決行した。


要らない「決行」なんだけど。



あれから6日、初七日に当たる今日。

悩みに悩んだんだよ。ブログを書くの。

「何がしたいんや‼︎ 何を書いて楽しむ気?」って、息子に言われそうだけど、他のブログを見ていて、母さんみたいな課題を与えられた人が居なくてね。書くことにしたんだ。


悲しすぎて、記憶が薄れそうでね。


「母親様は1人なんだけど」

「決行日は伝えてない。母親様の意向なんで」


私の意向かぁ。

やるなぁ、息子。あまりにも攻撃力が強すぎよ。母さん、あんたの後を直ぐに追いかけれる位の破壊力やわ。