嘘がスラスラ
今日はどうしても仕事する気が起きなくて、このままではミスをしかねないから帰宅。
夕方のスーパーに行った。
会いたくない人に会うもんだ。
「元気にしてる?どうしよん幸輝くん。」
やはりそこを聞きますか。
仕方ないよね、一緒の中高一貫に通ってて、互いに中退さすか悩んだからねぇ。
あちらは女の子で、友達との関係に悩んでて息子に相談しに来てたもんね。
「会いたいって言うんやけど。」
会えないよ。
親ですら会えないんだから。
「残念。県外に出たんよ。関東のネット仲間の近くで頑張りたいって言うてね。音沙汰ないのは元気なんやないかなぁ。せっかく出たのに、親がどうしてる?なんて電話してたらいかんやろ。」
「そうよね、頑張りよるんやね。一歩踏み出したんやね。」
一歩どころか飛んで行ってしまい手が届かないよ。
あとは娘が大学に行った話、バイトしてる話など私には全く関係ない話。
私は笑顔を絶やさず、話を合わして別れた。
この先、どれだけの嘘をつくのだろう。
真っ暗闇で膝を抱えて全てを遮断したい。
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