またね。って続けたい。
昨日、今日と娘の総体にて休みを取っています。本番は今日なんですが、気になることがあり1日余分に取りました。
気になることとは、前職のケアマネージャー時代の利用者さん。名前をAさんにしますが、現在80過ぎの女性です。
ずっと1人で生きてきた方ですが、転倒したものの、幸い打撲のみで済みましたが、翌朝足が立たず驚いたそうです。
「何で?何で歩けないんよ」と。
それからAさんは、歩けないことよりも転倒した自分の「老い」に悲しみ、布団から出るのは必要最低限のみとなり、うつ病になりました。
会うたびに、「こんなはずじゃなかった」「こんなに歳を取るんじゃなかった」と嘆かれ、最後は「死にたい」と言われます。
昨日は少し違ってました。相変わらず、うつの苦しみは言うのですが、死にたいは出ない。
少しずつでも回復しつつあるのかと思った矢先に、ポツリと呟かれた。
「寝たら、死ねないかなぁ」と。
生きていても何も良いことがない。
早く迎えが来て欲しい…と。
Aさんの話を黙って聞いてから、私は「そうかぁ。」としか言わない。そして別れ際に「また来るから、ご飯は食べないかんよ。あと、歩けなくなったら、しんどくなるから気をつけてな。』とだけ伝え、握手して別れた。
「櫻雅ちゃんに会えたから嬉しかった。」
「私もAさんに会えたから嬉しかったよ。」
またね。と、お互い手を振りました。
またね…って、息子にも同じようにいい、握手して別れたんだけどなぁ。
またね。
どうか、Aさんとは、「またね。」が続きますように。
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