幸せに輝け

2016.1.14(木曜)愛する息子は『親の意向だから』と言って自死を選びました。
生きるとはなんなんでしょうか?

親の思い

長兄が昨夜出張帰りに実家に泊まり、兄嫁が今日実家に来た。


息子の墓参りのために。


有難いと思った。わざわざ県外に住む長兄が、出張とは言え実家に立ち寄り、兄嫁がわざわざ休みに帰省し息子の墓参りをしてくれたのだから。


私達夫婦と長兄夫婦とで息子に会いに行った。

兄は手を合わしながら溜息をついた。


「何だかなぁ…やな。」と。


そのあと、一緒に昼食を取った。兄が言う。


「生真面目なやつほど、先を読めるやつほど、今の時代は生きにくい。すべてとは言わないが、社会が若者を育てる力が無くなっているんよ。」


息子は先を読み、1人でもがきあがいて死んだのか?兄が言うのが正しいのだろうか?


約束を守らず1度も金を払わないのを、「約束やろ。バイトして少しずつ払うのは。そんなに逃げてたら、死んで保険金で払うしかなくなるよ。」と言った、何年も前の言葉のみを根に持っていたのだろうか?親の意向だとつぶやいて去った息子は、先見の明があると言うのだろうか?


私には正直分からない。私の何気ない言葉が死に追いやったのか。息子が先を読み死に急いだのか。私は何気ないと思っても、息子には辛く悲しい言葉だったのだろうか?


事実は息子がこの世から消えたことだけ。

誰が何と言おうが、息子は消えた。


そして私は毎日息子を思っては泣き、時には息子に腹を立てることもありながら、いろんな思いを胸に抱いては、愛する我が子を思い生きる。


何があろうが、どんなことを思おうが、離ればなれになっても、親は我が子を守りたいと願いながら生きている。


この世でも、あちらの世界でも…どこに居ようとも。