母の13回忌
母が亡くなって丸12年
干支がひとまわりした。
小さかった娘に甥っ子。みんな大きくなった。
大人たちは、みんな年を取った。
いるはずの息子が居ないのが残念な13回忌。
にいちゃん。
覚えてますか?
ばぁちゃんの葬儀に、白い鳩を飛ばすための紐を引っ張って『さようなら』と、ばぁちゃんに声をかけて空を見上げたことを。
にいちゃん。
覚えてますか?
あなたは一歳半検診で、保健師の指すものを言えず言語障害扱いされ、ばぁちゃんの特訓が始まったのを。確か色についてはティッシュの箱で「幸輝、この色は何色?」って言わされてたよね。
生後半年のにいちゃんに、「幸輝、ちゃんと紐をギューっと握るんよ。」って、チャイルドシートの紐を持てと説明してた、あのばぁちゃんの13回忌でした。
法事のたびにお経本をみんなに配る役目があなただったから、今日はみんなあなたがいないとは想像せず、普通にお経本を待ってましたよ。笑えるでしょう。
まだみんな実感してるような、してないような。
そちらで、ばぁちゃんに会いましたか?
ばぁちゃんの説教はありましたか?
また、夢で教えて下さいね。
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