私は私…
今週の火曜日、訪ねた先の女性と話していて「子供さんは?」と尋ねると「おったかいなぁ?あんた知らんかね?」と言う。
「今日初めてお会いしたから、私には分からないなぁ。」と答えると「おらんのやないかなぁ」と言う。
認知症があるのかな?と、会話を続けながら疑いたくなりだした矢先に、「てるよ」と書いた下に携帯番号を書いた張り紙を見つけた。
「てるよさんって誰ですか?」
「あぁ、あれは一人娘よ。あら、おったがね。」と笑いながら話す。
県外にて会わないとのこと。
「あれは、あれの人生やけんなぁ。忙しいんやろ。」と言って、相撲中継に視線を向けた。
そうなんだよね、おばあちゃん。自分が産んだ子供であっても、別の人生があるんだよね。未成年だから親が生き方を悩まないように、前に立つ必要はあるんだけど、考えを押しつけてはならないんだよね。
そう考えながら会社に帰った。
しかし、会社の中では自論炸裂中。
それも赤の他人の人生に対して非難轟々。
「あんな生き方をしたら、ろくなもんやないわ。」
「あれは人のことを考えてなんか生きてないわい」などなど、まるで全て事情を知っているかのように話す。
想像がつく。
息子が亡くなったあとの会社の中での自論炸裂風景が。
まぁ、女だらけの職場だから、こんな感じなんでしょうけどね。
私は私。
自分をしっかり見つめて生きなくちゃね。
そう思わないかい?兄ちゃん。
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