幸せに輝け

2016.1.14(木曜)愛する息子は『親の意向だから』と言って自死を選びました。
生きるとはなんなんでしょうか?

ハッとさせるならば、君の声で

休憩中の日差しが、夏になりました。

まだ梅雨明けはしていませんが、暑さ厳しい夏が近づいてきているのは間違いないです。


あれから半年。


娘いわく、「人生で1番有り得ない日」から半年。


寒いはずなのに、寒くてたまらないはずの1月だったのに…身体の中の全てが煮えたぎるくらい熱かった、息子を亡くした日。


昨日の18時過ぎ。

書類を作りながら、幻聴が聞こえた。


「母さん…兄ちゃんが自殺した。」


幻聴ではないか…あれは幻ではないから。現実だから。


複聴?そんな言葉はないな。なんて表現すべきだろう。表現が出来ないが、あの娘の悲しい声が聞こえた。


俯いてキーボードを見つめながら、周りの人たちの会話が耳に流れ込む中で、なぜあの言葉だけが、スーッと耳に入り込んだのだろうか?


あの冬を忘れないようにと、自分を戒めるかのように聞こえた。


忘れないよ、兄ちゃん。

忘れられるはずないよ、兄ちゃん。


書類に煮詰まってたから、わざと兄ちゃんが現実に引き戻すために聞かせたのかな。


兄ちゃんの声だと、母さん泣くからね。


でもこれからは、汗も涙も早く乾くんだよ、兄ちゃん。


兄ちゃんの声でハッとさせてよね。