バレンタインの思い出
娘が練習試合から帰宅後、一緒に昼御飯を食べながらバレンタインの友チョコ自慢を聞いていた。
「あぁ、お返しが大変だぁ。私は手作りなんて似合わないから。」
確かに…似合わないかもね。でも、お返しはしないと。
ふと思い出した。
兄ちゃんは小学2年の時、近所の女の子からチョコをもらった。
「母さん、もらったよ。お返しせんといかんよぉ〜。」って嬉しそうだった。
でも、もらったのは大袋に入ったアルファベットチョコ3粒。
えっ⁈これにお返しがいるんですか?
そう思って聞き直したら、もらったんだからお返しがいるとの返事。
あまり、いや全然納得してないが買いに連れて行ったよね。
選んだお返しが、リラックマのぬいぐるみ付きのやつ。800円したよね。兄ちゃん。
エビで鯛を釣るなんてもんじゃないけど、初めてのチョコで嬉しかったんだよね。
届けに行ったら、相手の親が恐縮してたよね。そりゃあ、母さんでも恐縮するよ。でも胸を張って満足そうな顔で渡してたよね。今で言うドヤ顔ってやつかなぁ。でも、それからは兄ちゃんがもらった記憶はないなぁ。いや、6年くらいであったかなぁ。
でも、あれが最強の思い出過ぎて他が霞むよ。
今年は兄ちゃんから返事がなかったから、買わなかった。
って言うより、兄ちゃんが好きそうなバレンタインのチョコはなかったから、やっぱり兄ちゃんが好きそうなお菓子にしちゃった。
「母さん、こっちの方が俺はいいわい。ありがとう」って言ってくれた…かな。
「母さんらしいな」かな、兄ちゃん。
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