クリスマス一色
街はクリスマス一色。
賑やかなショッピングモールに笑顔の家族連れ。
商品の間を走り回る、小さな兄弟。
毎年、見慣れた風景を眺める。
また週末にあるチームの忘年会用の服を買いに来たら、本当に見慣れた風景をなんだけど…。
腹がたつ自分がいた。
このクリスマス一色の雰囲気を息子は2度と味わえないという現実を感じたから。
「母さん。クリスマスは鶏の大量虐殺の日やろ。うちは、この日は無宗教なんよね(笑)」
私が冗談で話した鶏の大量虐殺話。みんながこぞってチキンを食べるから、鶏からしたら地獄の1日だって。息子は「なるほどね。」って笑ってた。
実に夢のない母親だよね、幸輝。
でもね、チキンやケーキを食べるのも、プレゼントをもらうのも当たり前ではないんだよって教えたかったんだよね。
親のいない子もいるんだからさ。
なんでもしてもらえるのが当たり前ではないんだよって教えたかったんだよね。
でもね、今日の街のクリスマス準備の賑わいを見てたらさぁ。
浮かれないと生きていけないのかもね。
何かイベントにすがらないと、みんな元気になれないのかもね。
母さんは
幸輝がいないとつまらないなぁ。
母さんは
娘ちゃんとだけでは、つまらないんだなぁ。
つまらないなぁ、幸輝。
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