幸せに輝け

2016.1.14(木曜)愛する息子は『親の意向だから』と言って自死を選びました。
生きるとはなんなんでしょうか?

名前の由来。

『他人を幸せに輝かせれる人になって欲しい』


そう願って名付けた息子 。


あなたが幸せに輝くのも大切なんだけど、他人を思いやり、他人を輝かせれるような大きな器の人間になってもらいたくてね。



最初は、脩平(しゅうへい)って付けたかったんだ。何事も公平かつ平和に修めれる、修復出来る人になって欲しくて。

でも父さんが、自分が縦に真っ二つに割れる漢字だから、同じような漢字にしたいって言ってね。意味合いなんかはそっちのけだったんだよ。


で、決まったのが呼び名のみ。

『こうき』にするから字画の良いのを探せってね。


ずっと真っ二つに割れる字で選べって言われて、『幸基』にしたんだ。幸せの基本、人生に基本は幸せから…と。だけど何となく母さんは納得出来なくて。納得出来ないってのは語弊があるかなぁ。ただ、なんか違うって思ってね。


幸の字はね、お父さんの親戚、母さんの親戚の中にも『幸』の字が使われてるひとは人間的に素晴らしくてね。だから『幸』は使いたかったんだ。すごく人間として努力してる人だからね。あとは『き』をどの字にするか悩んだんだよ。


輝いて欲しい


ふと浮かんだんだ。

母さん、親に縛られた人生だったからね。伸び伸びと輝いて欲しいと思ったんだ。だから調べたよ。幸輝の画数による占いをね。


すごく良かったんだよ。バッチリだったんだよ。


でもね、結末は占いなんか無かったことにしたよ。幸輝。



母さん、間違ったんかなぁ、やっぱり。