2年目の命日を迎えて
幸輝へ
あなたが私や妹のいる、この世から旅立った日ですね。
丸2年経ちました。2年前の今の時間は、もしかしたら息をしていたかもしれないし、していないかもしれない。
死亡宣告が病院での20時。
医師の説明では18時頃に亡くなったのではないかとの話だったからね。
妹は16時半頃に帰宅したんじゃなかったかな。
にいちゃんの部屋の外ドアノブから部屋に向かって赤い紐が伸びていて、何してるんだろう?と思って声を掛けてみようかと思ったけど、「はぁ?」って言われたくなくて部屋でお菓子を食べた。
今でもお菓子を食べたことを後悔してるよ。
でも幸輝、仕方ないよね。朝普通に話したんだから、君がまさか死のうとしてるなんて思ってないさ。
あれから2年。
まだ2年。時計は進むし、みんな変わらず生活してる。それを幸輝はそちらから見てるのかな?
見てると信じて言うよ。
母さん、今でも幸輝に怒ってる。
悲しみながら怒ってるんだ。
それは母さん自身に腹が立って仕方ないから。
うまく言えないがね。
ただ、君にお願いしたいことはただひとつ。
どうか妹を助けてやって欲しい。
それだけを今は願うよ。
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