19回目の月誕生日🎂
幸輝。
そちらでは元気にやってますか?
あなたの19回目の月誕生日が来ました。
妹ちゃんと『月命日やな』って話になってさぁ、妹ちゃんは『実は命日は絶対忘れないが、月命日は忘れる時がある。』って。
実はな、母さんも忘れる時あるんよ。
幸輝を忘れる訳はないんやけど、日々の生活に追われすぎてな。ふと次の日、そのまた次の日くらいに『あっ!幸輝の月命日やった。』って思い出して落ち込むんよ。
母さんが忘れるのは怒ってもかまんが、妹ちゃんは許してやってね。あれはあれで毎日踏ん張りよるんよ。
えっ?ゲームしよるって?
そうやなぁ、ゲームしてるな。
でも、胸の傷は今時の女子高生には抱えきれんもん持ってるから許してやって。幸輝が居なくて辛いのはみんな一緒やけど、本当は妹ちゃんと1番辛いはずやけんな。
母さんなぁ、また君の亡き姿の写真を眺めた。
消したい記憶、残像No. 1やけどな、逆に1番忘れたらいかん記憶、残像No. 1やけんな。
しかし、触りたいなぁ。幸輝のほっぺ。
髪も指も触りたいなぁ。
触りたいなぁ、幸輝。
まぁ、また会えたら触るな(笑)
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