老女の言葉に
今日は広島に原爆が投下された日。
朝から慰霊祭や、72年前の悲劇を語る番組ばかり。
老女が語る。
『辛くて悲しくて思い出したくないから話したくない。でも、この歳になり話さない方が胸に溜まり苦しい。』
悲しくて思い出したくないから話さないでは、苦しみが溜まり余計に辛くなるらしい。
重い言葉だと思う。
突然の原爆投下。
全てが灰色に染まり、一瞬にして時間が止まったであろう。
それは自死遺族も同じではないだろうか?
時は巻き戻せないから前を向くが、胸の時計は止まっている。
ふとした瞬間に、あの辛い最悪の場面、あの冷たい息子にあった時には引き戻すが、幸せだった時には戻らない。
原爆と自死。
全く違うけど悲しみを背負っていることは同じだろう。
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