幸せに輝け

2016.1.14(木曜)愛する息子は『親の意向だから』と言って自死を選びました。
生きるとはなんなんでしょうか?

1人芝居

友達のラインの一言が「巣立つ準備中💕」

会社でも就職する我が子の話が増え始めた。


当然のこと。季節は旅立ちの春。新生活の春。年度末ですから。

私も息子に「4月からはバイトせんとね。」「車の免許もいるなぁ」など、話してましたから、周りがウキウキ話すのは当たり前。


昨日、私の前の席の同僚が上司に有給相談してました。それも小声で。


それを見た瞬間、上司に言われた「感情をあまり出さない人」「心配してるんよ、無理してないか」の意味が分かった。


こんな話が飛び交う中で、辛くても顔に出さず泣くのを堪えてないか心配されてるんだと。


息子が亡くなったから聞きたくないなんて、それは私のワガママ。それは頭の中では解りきってるんです。分かってるんです。理解して分別つけるようにしてます。


してるから逆に気遣いさせてしまうのかなぁ。

難しいなぁ、兄ちゃん。


わめき散らして暴れてみようか?

(ようせんやろ、母さん。)


遺された者は辛さにプラス生きにくさを感じるね。(俺は生きてる方が辛かった。)


人の心は見えないからね。難しいよね。

(まぁね、見えたら怖いわい。)


1人芝居する私。

でも、カッコの兄ちゃんの返事は当たりやろ?


さぁ、今日も聞こえたら1人芝居やるで。

笑いながら涙が流れるけどね。

苦笑い

さっき息子に夢の中であった。


でも私の家ではなく、元旦那の家。今、息子が居る場所。


最初は小学生の顔だったのが、話をしてる内に最近の顔になった。


宿題をしてたのか、コタツの上にノートがあって、互いに対面に座り腕を伸ばして枕にし、顔を近づけていた。


何かを話していたはずなんだけど、そこは分からない。ただ目が覚める前に問いかけてた言葉が「兄ちゃん、首吊った時痛くなかったんか?」だった。


「う〜〜ん」って答えに悩んでた。

「母さんさぁ、息止めて真似たけど辛すぎたで。」

「フフッ」

苦笑いしてたね、兄ちゃん。いつも答えに迷う時の笑い方やった。


そりゃそうよね。答えようがないわね。

また母さんが無茶な質問を…って思ったよね。

ごめんな。

でも聞きたかったんだ。痛かったやろ?辛かったやろ?寂しかったやろ?…。


後悔してるやろ?ってね。


昨日ね、母さんさぁ上司に「感情をあまり出さない人」って言われたよ。悪い意味ではなくて、しんどくても辛くても顔に出さないって溜め込むから心配だってことなんだけどね。


頑張り過ぎたらダメだよ。ちゃんと言いなよ。


そう言われたよ。兄ちゃん。

だからかなぁ、夢の中で兄ちゃんに同じ掛け声をしたくて、あんな質問して苦笑いさせたのかなぁ。


次に逢えたら、苦笑いしなくて済む質問するね。


さぁ、今日も頑張って来ます。

今日も考える

さぁ、新しい1週間

さぁ、今日も仕事だ

さぁ、洗濯しなくちゃ

さぁ、弁当作らなきゃ



さぁ、さぁ、さぁ…


同じ掛け声を自分に掛けて、毎日毎日生きる。


何かを奮い立たすように。



そして、ふっと寂しくなったり

はぁ〜ってため息ついたり


あまり感じなかった「生きる」を感じる。

考える自分。


納骨とか、香典返しとか必要なことなんだけど、当然しなくてはならないことなんだけど、それが改めて息子の死を感じさせる。


死を感じて、生きることを考える。

生を感じて、死ぬことを考える。


さぁ…今日も始まる、考える。