幸せに輝け

2016.1.14(木曜)愛する息子は『親の意向だから』と言って自死を選びました。
生きるとはなんなんでしょうか?

私の意向とは

昨日は、息子がいる元旦那の家に行った。


昨日から娘は登校再開でした。

こちらでは珍しく雪になり、警報にて火曜日は休校だったため昨日が再開日になった。

普段は自転車登校だが、寒さ厳しくて「休まみなら連れて行って」と言うので、連れて行った。そのため、迎えに行った帰りに新しい花と好きなお菓子などを買って行った。


浄土真宗は、亡くなると直ぐに仏様らしい。

仏様になった息子に、「新しいお菓子ね」と言いながら供えた。


昨日も一日中、ネットで自死家族のブログを見たり、自殺する子の気持ちを読んだり、自殺未遂の人のを読んだりして過ごした。


他人(交際相手や会社の同僚や上司)が原因だったり、鬱などの病気が原因だったり、また金銭問題だったりと、人様々な理由で亡くなっている。


だが、うちは「私の意向」

息子が言う、私の意向とは「借金を保険金で払え」と言うことらしい。


借金。

17歳の借金?

人は「そんなことあるのか?」と思うだろう。

私が息子に請求してたのは、塾代とパソコン代だ。


息子は、中高一貫校を受験した。

地域の公立は校内暴力が酷く、評判が市内でもダントツに悪い。元旦那は、近くの中高一貫校を勧めた。息子は考えた末に、「近いから登校も楽だし」と言う、安易な理由で選んだ。


ただ、倍率が高いので塾が必須となり、親子で体験して選んだ。息子は部活をしながら頑張って受かった。


しかし、担任と合わず1年の3学期から不登校気味になり、2年からは完全な不登校になった。

最初は親も必死になり、学校に行くように叱ったりなだめたりとしたが、家出をされてからは「学校だけが人生ではない、元気ならば生きてればいい」と思い、修学旅行だけ「あとからは体験出来ないから」と話して行かせた。

それ以外は無理強いせず好きにさせ、中学で退学させた。


今の時代、高卒の資格は要るからと通信でも定時制でも行くように話し、県立の通信制に行くことになった。

あと、約束させたのは「自分が落ちたくないから、塾に行かせて」と頼んだ塾代を支払うこと。親ならば、子供のしたいことをやらせるため、夢を叶えるために金を出すのが当たり前だと人は言うだろう。


だが、そうだろうか?と私は思う。

人生は好きなことだけでは生きられない。やりたいことだけでは済まない。それは子供も同じだと思う。子供だから何もかも叶う訳ではない。塾代は必要経費ではあるが、それは入学出来たらチャラではない。


毎月、必ず決まった額を払えとは言わないが、部屋で好きなだけパソコンで遊び、好きな時にご飯を食べ…と、好き勝手して構わないことはない。娘は、「兄ちゃんは好き勝手してる」と思っている。


だから、バイトをして掛かった費用は返せと話していた。曖昧な返事だが、返すと言ってくれた。それだけ退学したかったんだろう。


それからは、息子に「こんなバイトあるよ」と話すことはあっても、強制はしなかった。


でも、息子は働かず「親なら18才までは見てくれるよね」と笑いながら言っていた。

私は息子が中学2年の時に離婚して別居していたので、辛い思いをさせていると引け目も感じており、「マジでか?」などと笑いながら交わしたり、「甘えんなよ」と言ったりしていた。


親の勝手で、2箇所生活を始めさせたが、元旦那も私も息子の好き勝手な生活には、ある程度の基本生活以外は無理強いせずにいた。


①通信制の高校だから、レポートは期日までに出すように

②出来るだけ生活リズムを直すように

③ご飯を仕掛け、洗濯物を取り込む(元旦那宅)

④何かバイトをして掛かった費用は返す


だが、息子が守ったのは③のみ。

①は、期日までに出せなくても、最終期日が別にあり、それまでには出していた。だから試験も受けられ、2年の終わりまでは進めた。


④については塾代だけでなく、パソコン代が追加されていた。パソコンのセキュリティ保証が無くなるからと、必ず払いますと約束して買い直したのが1年半前。バイトしてないから、元旦那からもらう小遣いと、お年玉くらいしか収入がない。元旦那に頼めないから今の旦那が払った。


パソコンが新しくなってから、今まで以上に生活リズムが好き勝手になった。元旦那の所では、22時就寝を約束させられていたので、割と静かに遅くまで起きてゲームをしていた。私の所では朝7時までしていることもあった。


いつ放ったかは確かではないが、私は息子の言う「意向」の言葉を放ったのだろう。ネット友達から、1〜2年前から話してたと教えてもらったから、多分、高校に入ってからの話ではある。だが、息子には、「学資保険は中学卒業で切れたから、保険はないよ。」とも話してあった。


私は息子の前期試験合格の言葉を信じていたので、「あとは、後期試験だけで約束通り3年間で卒業出来るね。4月から何でも良いから働かないといかんよ。借金返さな。」などと話していた。働くことを話すと逃げるので、「今日は大丈夫やな」と思う時のみ話していた。


だが、前期試験で既に卒業は無理だったのだ。


だから私の放った言葉「保険金で払うしかないなるで」を思い出したのだろう。


保険は中学卒業で切れたと言ってはいたが、私は息子に「18才で傷害保険が切れるから、働く時は掛け直さないといけないね」と話していた。傷害保険とは、月々1,000円の掛け金で、怪我や病気で入院したら日額6,000円出るやつだ。それで、保険を掛けてると察したのかも知れない。これはあくまでも想像になってしまうのだが…。



「ああ決行日は伝えてない。あちらの母親様の意向なんで」


死ぬ前日のつぶやきの中の一文。